やずやを知る

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やずやを知る(やずやのこだわり)

vol.04 野菜のすばらしさを体験できる 子どもの農業公園を造りたい。

この情報誌『食べること 生きること』は、私自身の考え方をそのままタイトルにしたものです。かつての日本の暮らしを思い出してみてください。自分が育てた野菜を、自分で調理して食べ、自分や家族の体を養うのが当たり前でした。当時は野菜の本当のおいしさを味わえたし、「生き物の命をいただく」という実感もありました。食卓を中心とした家庭教育や家族のコミュニケーションも、今よりずっとたやすかったように思います。

それが今では、生の野菜に触れる機会も、家族で食卓を囲む時間も少なくなってしまいました。日本人は、食べることで生きている、という基本すら忘れてしまったかのようです。このままでは「食の感動」を次代に伝えられないのではないかと、心配でたまりません。

私は今こそ、食と健康に携わってきた体験を活かして、私にしかできない使命を果たしたいと考えるようになりました。自分の子ども時代を思い返したり、孫たちの未来を想像したり、流通の問題点を考えたりと、さまざまな想いを巡らせ、やっとひとつのカタチが見えてきました。それは「食をつうじた親子のコミュニケーションづくり」をテーマに、子どもたちがワクワクドキドキしながら野菜のすばらしさを体験する農業公園を造るという構想です。

私は、食の感性を養うのにふさわしい適齢期は3歳から8歳だと思っています。ボーイスカウトでは小学1年生で蝶結びを教えますが、この時を逃してしまうと、なかなか覚えられません。同様に、子どもたちには8歳になるまでに野菜づくりを体験させ、野菜は単なるモノではなく、育てる苦労があってはじめて収穫の喜びがあること、採りたての野菜のおいしさなどを、肌で感じてほしいのです。

軍手をはめ、カゴを抱えた子どもたちが、野菜畑を巡りながら収穫したり、それを料理して親子で食べたりできたらいいなあ。専用通貨をつくって、子どもたちに野菜の値段についても考えてもらいたいなあと、夢はどんどん膨らんでいます。実現する日まで、まだまだ東奔西走の毎日が続きそうです。

ちょっと近況

野菜ソムリエの勉強中に出会った人参、黒田五寸。
栽培をお願いしてジュースにしたら大好評。
やっぱり本物の野菜はおいしいと実感しました。

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