やずやを知る

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やずやを知る(やずやのこだわり)

vol.07 子ども自身が選び、責任をもたせる。 物の大切さは、親から学びます。

娘が孫たちと遊園地へ行くというので、私はお守役として同行しました。夕刻、帰ろうとすると、4歳になる上の孫が「もっと遊ぶ」とぐずり始めました。私は疲れ果てて、早く帰りたい一心。そこで娘は、孫に「乗り物の代わりに園内のキャラクターショップを見て帰ろう」と提案。が、見るだけでは済まず、孫は「買って」とダダをこねるばかり。とうとう根負けした私が玩具を買ってやりましたが、孫は三日で遊び飽きてしまったようです。

そのとき、友人から聞いた話を思い出しました。
ある父親が、6歳の娘に「いまから行く店には人形がいっぱい売っている。その中から、ひとつだけ買ってあげよう。いいかい、ひとつだけだよ」と言い聞かせたそうです。 女の子は入ってすぐにひとつを選び、買ってもらいました。ところが奥に進むほど、気に入った別の人形が出てきて、「あっちがほしい」とダダをこねたそうです。

しかし父親は頑として許さなかった。 「ひとつだけの約束だよ。よく見た後に買う方がいいんじゃないかと助言もしたけど、これでいいと言ったよね」と。

その子は、自分の選択や決断に責任をもつことの大切さを、6歳にして学んだわけです。
豊かな時代だからこそ、親は子どもに、物の大切さを身をもって教える必要があるのではないでしょうか。

物には、愛情や思いやりを込めることもできます。 私は、十年前の母の日に子どもたちから贈られた腕時計を、うれしくてずっとはめていました。 ただ十年も経つと、時計もちょっとくたびれて見えたかもしれません。ことしの母の日、再び子どもたち三人から腕時計を贈られ、とても感動しました。 私にとって、母の日の腕時計はたんなる物ではなく、価値ある宝物となりました。

ちょっと近況

将来性のある九州の女性起業家を育てる塾の塾長を引き受けました。女性には身近な生活から発想する力があると感心させられます。
どこまで伸びるか、伸ばせるのか、今後が楽しみです。

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